コラム

夏のスキンケアカレンダー

6 春と夏の境目には肌体力をつけるケアを

気温や湿度が上昇し、梅雨を迎える6月は、エアコンを使い始めるなど、肌をとりまく環境がめまぐるしく変わります。灼熱の真夏に向けて毎日のスキンケアを見直し、肌のターンオーバー(生まれ変わり)が正しく行われるよう心がけましょう。

  • 頭皮マッサージも忘れずに

    頭皮は、額の皮膚の延長です。梅雨どきは、頭皮がムレてベタついたり、フケやかゆみが出やすくなったりしますが、頭皮のトラブルは肌にも悪影響を与えるもの。薬用スカルプローションでケアしましょう。頭皮の皮脂が過剰に分泌するのを抑え、皮脂の酸化で生じる過酸化脂質の生成を防いで、殺菌作用で微生物の繁殖も抑えます。

  • クレンジングを見直そう

    基本に戻ってとくに見直したいのは落とすケア。クレンジングのとき、肌をゴシゴシこすったり、長時間マッサージしたりするのはNG。必要な潤いまで落としてしまいます。保湿力の高いクレンジングを使って、メイクや皮脂汚れだけを丁寧に落としましょう。

7 強烈な陽射しに負けない集中美白ケアを

紫外線量が年間で最大値になる7月は、日焼け止めを忘れずに。しかし、どんなに気をつけていても、紫外線を完全には防げません。メラニンの生成を抑えて、シミができるのを防ぐ美白成分を肌に十分に補いましょう。

  • 美白美容液やクリームを

    紫外線を大量に浴びた肌は、メラニンを大量に生成し、それが排出しきれずに肌にとどまるとシミになってしまいます。この時季は朝晩、美白成分入りのアイテムを投入し、集中美白ケアでシミをしっかりと防ぎましょう。

  • 外出先でのメイク直し

    日焼け止めやUVケア効果があるファンデーションをつけていても、汗や皮脂で流れ落ちてしまうので、外出先では小まめなメイク直しを。汗や皮脂を拭き取ってから日焼け止めを塗り直し、その上からファンデーションを。

8 肌の夏バテが表面化、初心にかえってしっかり保湿

紫外線とクーラーのダブルパンチを受け続け、8月の肌にはダメージがジワジワと表れてきます。乾燥が進み、角層のバリア機能も低下していることからこそ、まずは保湿ケアでたっぷりの潤いを。

  • ローションマスクをプラス

    肌にたっぷりの上質な潤いを与えるには、ローションマスクをするのもおすすめです。市販のシートマスクなどにローションを十分にしみ込ませ、顔に広げたらそのまま5~10分、上から蒸しタオルをのせるとさらに効果的です。

  • ぐっすり眠れる工夫を

    暑さによる睡眠不足などで生活リズムが乱れていることも、肌のコンディションを悪化させます。肌の健康のためには安眠第一。就寝前に鎮静作用のあるラベンダーやオレンジスイートなどの精油を使うのも効果があります。