成分

ダマスクバラ花油

ダマスクバラ花油

『ダマスクバラ花油(ローズオイル)』はバラ(ローズ)の中でも最も高価で最高品質とされるダマスクローズから抽出される精油です。バラは世界に2万種以上あると言われています。そのなかでも、ダマスクローズは「バラの女王」として古くから人々に愛されてきました。

この精油は、5,000㎏の花からわずか1㎏しか採れず、精油一滴を作るためにダマスクローズの花約200個分が必要といわれる貴重なオイルです。非常に高価なことから、ローズオイルはプラチナよりも高価と言われています。

香りの女王とも呼ばれ、深みがあり、うっとりするような優雅な香りですのでアロマテラピーでも用いられ、心を穏やかにし整える働きがあります。あのクレオパトラもダマスクローズが大好きで、お風呂に入れたり、ベッドの周りに敷き詰めたりして香りを楽しんだと言われています。

スキンケア商品に配合される目的は香りだけではなく、ビタミンAとCが豊富に含まれていることから、新陳代謝を促して、ハリと潤いを与える効果が期待できます。

また、保湿効果がありますので肌や髪にツヤとみずみずしさを届け、特に乾燥肌やエイジングの肌にしっかりと働きかけます。その他、鎮静効果、抗アレルギー効果、殺菌効果、抗菌効果、ホルモンバランスの調整効果、リラックス効果も期待され、女性特有の悩みをケアしてくれるともいわれています。

バラには一万以上の品種があるとされていますが、香料の採れる品種は数種類しかなく、中でもダマスクバラは有名で、品質も良いとされています。ちなみに、ダマスクはシリアの古い都にちなんで付けられた名前で、1年の中で初夏の20日間程度のみ咲く一季咲です。そのためにサマーダマスクと呼ばれることもあります。