成分

クロレラエキス

クロレラエキス

『クロレラエキス』は、クロレラを熱水で抽出し得られるエキスです。クロレラは「アルカリ性食品の王様」と呼ばれている淡水性の単細胞の緑喪植物で、湖や河川湿地などに生息し、1890年にオランダの微生物学者によって発見されました。

約30億年以上も前から地球上に棲息(せいそく)しており、繁殖速度が極めて速いのが特徴です。クロレラエキスにはクロレラに含まれている、たんぱく質や、β-カロチン、ミネラル、アミノ酸、ビタミンB郡など肌に必要な栄養素が豊富に含まれています。そのため宇宙食としてNASAでも研究されたことで有名です。

サプリメントとして利用されており、その栄養バランスの良さから、かつての日本でも増産して食糧化しようという計画があった「クロレラ」。今では免疫機能を高める食品として注目されるようになりました。

その最も特徴的な成分は「クロロフィル(葉緑素)」で、ホウレンソウなど他の陸上植物より、はるかに多い2.5%以上のクロロフィルを含んでいます。クロロフィルには抗酸化機能があり、血中コレステロールを下げる働きや抗アレルギー、抗腫瘍、高血圧を改善する作用などもあるといわれています。

サプリメントの場合には本来の食べにくい独特な匂いや味、厚い細胞壁による吸収されにくさを解消し、効率よく摂りやすくなっています。また、脱臭・殺菌効果もあると言われ、口臭を防ぐ成分としてガムなどにも使われています。

スキンケア商品としの利用では保湿効果や肌の細胞の働きを促す効果があり、乾燥から肌を守り、加齢によるシミ・シワ・くすみなどを改善する効果が期待できるため、エイジングケアや美白のスキンケア商品、頭髪用化粧品などで利用されています。化粧品成分としても肌に優しい天然成分です。