ノバラ油エキス
Rose caninaはヨーロッパに自生するノバラであり、高さ約3mの落葉低木で鋭いトゲがあるもので、その果実はビタミンC、有機酸に富み、食用にもされています。ヨーロッパでは野バラといえばカニナバラのことであり、カニナバラの果実は一般的にローズヒップと呼ばれており、カニナバラ果実は、レモンの20~40倍のビタミンCを含んでいることからビタミンCの補給、また緩和な利尿作用、ペクチンや果実酸による緩下作用を目的に用いられています。
成分組成は、国や地域および時期により変化がありますが、主に
ビタミン類 | ビタミンC | 水溶性ビタミンの1種 |
---|---|---|
ペクチン | 水溶性の複合多糖類(果実粘質物:植物系水溶性高分子) | |
フラボノイド | ポリフェノールの一種で天然に存在する有機化合物群の植物色素の総称 | |
タンニン | 種子に多く含まれる渋み成分のことでカテキン等が多数重合したもの(ポリフェノールの一種でプロアントシアニジンとも呼ばれる) | |
カロチノイド | リコピン、β-カロチン | 黄、橙、赤色などを示す天然色素の一群 |
などで構成されています。また、よい香りを持つことが多く、リラックス効果もあります。
血流促進、抗菌、収れん、発汗作用などもあり肌のきめを整えると共にヒーリングや整肌効果も期待できます。